考え方 / 現場で出合って、覚えておきたい言葉
メディアアート(メディアアート)
出合った日: 2026年10月24日(『魔法の世紀』を読み返して)
Media Art 読み: メディアアート新しい技術の発明を使う芸術や、その発明から生まれる芸術をまとめて呼ぶ言葉。落合陽一さんは、表現の器である「メディアそのもの」を作る試みを、作品とする芸術として語った。
解説
落合陽一さんは、『魔法の世紀』の第2章で、メディアアートを次のように位置づけた。近代までの芸術家は、カンバスや本のような決まったメディアの上で表現してきた。メディアアートの世界は、その伝統を定義し直そうとしてきた。20世紀半ばに生まれたメディアアートは、「メディアそのもの」を作る試みを芸術表現とした。だから、メディアアーティストは「メディアとは何か」を問い続け、メディアの性質に意識を向けてきた、と落合さんは書く。落合さん自身も、研究者であり、メディアアーティストでもある。まえがきでは、この2つの顔を1つの軸で語る言葉を探していたと書いている。
一般には、芸術の表現に新しい技術の発明を使う芸術と、その発明によって生まれる芸術をまとめて呼ぶ言葉である。20世紀の中ごろから広く知られるようになった。1960年代には、ナム・ジュン・パイクらのビデオアートが生まれた。1990年代の半ばからは、インターネットの広がりとともに、リアルタイムのCGやネットワークを扱う研究者もアーティストと組むようになった。
この用語集では、作り手と使い手の両方に立つ仕事の名前として読む。エンジニアが仕組みを作り、管理職がその仕組みの上で人を動かす。メディアアートが器そのものを作品にしたように、仕組みそのものを作ることも、人の動きを形づくる表現になる。
関連する言葉
出典
- 落合陽一:『魔法の世紀』(PLANETS, 2015)まえがき・p.68
- https://ja.wikipedia.org/wiki/メディアアート (Wikipedia「メディアアート」)
- https://ja.wikipedia.org/wiki/落合陽一 (Wikipedia「落合陽一」)