考え方 / 現場で出合って、覚えておきたい言葉
メディア(メディア)
出合った日: 2026年10月24日(『魔法の世紀』を読み返して)
Media 読み: メディア ・和名: 媒体表現や情報をのせて、人に届けるための媒体。落合陽一さんの言い方では「表現をするための媒体」である。
解説
落合陽一さんは、『魔法の世紀』の第2章「メディアアートの歴史を考える」の節で、メディアをこう説明した。人はこれまで、さまざまなメディアを使って表現してきた。油絵なら、描かれた絵が中身(コンテンツ)で、カンバスと絵の具がメディアである。本なら、中の文章がコンテンツで、本そのものがメディアになる。近代までの芸術家は、決まったメディアを使って表現してきた、と落合さんは書いている。
一般には、情報を記録し、伝え、残すために使う物や装置を指す。新聞やテレビ、紙やディスクもメディアである。英語のmediaはmediumの複数形で、もとはラテン語のmedius(中間)から来た。送り手と受け手の間に立つものという意味が、語の根にある。カナダの英文学者マーシャル・マクルーハンは、1964年の『Understanding Media』の第1章に「メディアはメッセージである」という題を付けた。運ばれる中身よりも、メディアそのものの形が人の考え方や社会のあり方を変える、という主張である。
この用語集では、仕事の仕組みを見る言葉として使う。システムは、業務の情報を運ぶメディアである。画面に何を載せるかと同じくらい、どんな器で運ぶかが人の動き方を決める。中身を論じる前に、器そのものを見直すための言葉である。
関連する言葉
出典
- 落合陽一:『魔法の世紀』(PLANETS, 2015)p.68
- https://ja.wikipedia.org/wiki/メディア_ (媒体)(Wikipedia「メディア (媒体)」)
- https://en.wiktionary.org/wiki/medium (Wiktionary「medium」)
- https://ja.wikipedia.org/wiki/マーシャル・マクルーハン (Wikipedia「マーシャル・マクルーハン」)
- https://en.wikipedia.org/wiki/The_medium_is_the_message (Wikipedia「The medium is the message」)