何を得るために読んだか?読んだ目的
大規模なミッションクリティカルシステムの障害がなぜ起きるのかを、SEとして構造から知るため。
読んでどう感じたか?読了後に一言
システムは手段だ。
実際に得たものは何か?刺さったポイント
- はじめに経営目標があって、ビジネスモデルがあって、それに合ったものをトップダウンで決めていく必要がある。
- 大企業のビジネスの根幹を支える基幹システムは特にそうだ。時代の流れに合わせて経営目標が変わるから、ビジネスも変わり、システムが変わるのは自明の理である。
- 特に日本においては、システムの老朽化と肥大化が大きな問題になっている。以前は10年に1度は作り変えていた基幹系システムも不況の煽りを受けた投資見送りを経て、ツギハギが多く、メンテナンスし辛いものへと変わってしまった。
- これらが遠因となり、数々のシステム障害は日々生み出される。
- 今世の中にあるシステムは、広くユーザに開かれたシステムであることが多い。周りの目が光っているので、一度システム障害が露呈すると大事になる。
- 商機を逃す。商売そのものができなくなる。ステークホルダーから損害賠償を求められる。人の命にかかわる。
- あくまでもシステムは手段であるから、止まることも見据え、人や今後はロボットも含めたあるべき姿を描くことが大切であろう。
- 予算の枠組みにハメて、部分最適なシステムの乱立と闇雲な接続がカオスな状況を生んでいるからこそ、大きな視点で、鳥の目で、全体像を描いていくべきだ。経営トップがコミットし、自ら引っ張る必要がある。そんなことを思った。
- あと1つ。シンプルに考えることの重要性。 一連の業務に合わせて情報システムは、必要な情報を処理するように作る。前提となる業務が分かっていなくても良いが、シンプルに考えることを減らすためには、業務を知り、入力パタンを限定的にしなければならない。複雑化を避けてなるべくシンプルにを基本にしていきたいものだ。
目的を満たしたか?読んだ結果
大規模なミッションクリティカルシステムで障害が起きる原因は、技術よりも、老朽化と肥大化を放置した経営と、部分最適の積み重ねにあった。止まることも見据えて、経営トップが全体像を描く必要がある。
今日から何をするか?読了後の第一歩
- 担当システムを「止まったら何が起きるか」の目で一度見直す
