何を得るために読んだか?読んだ目的
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』やNHK大河ドラマで新選組は知っていたが、局長の近藤勇その人が何を考え、何を成したのかを知るため。
読んでどう感じたか?読了後に一言
近藤をあまり知らなかった。
実際に得たものは何か?刺さったポイント
- もちろん名前は知っていたけども、何を考え、何を成したのか、功罪を計りかねる状態だった。
- この本を読むと、近藤が英雄でもなんでもない1人の男だということ、時代の荒波に翻弄され、時代の寵児となったこと、信念を貫き、最後は図らずも賊徒になった男ということがわかる。
- 後にも先にも出ない、異常とも呼べる集団、新選組。その中で、局長を任され、力めば力むほど、権威を示すがごとくなり、隊員との溝は深まる様は心苦しい。一方で、生まれ持ったひたむきさとここ一番での胆力で人を惹きつけるのもまた事実。副長土方歳三の組織を監督する冷静な目をあって、新選組局長としての栄枯盛衰が描かれている。
- 本当に有能なリーダーかは、自分よりも優秀な人をいかに周りに集められるか、にかかってくると思うが、そういった意味では近藤勇は真に有能なリーダーだったのだろう。
- 作者である池波正太郎は、「男は、それぞれの身分暮らしに応じ、物を食べ、眠り、かぐわしくも柔らかな女体を抱き、こうしたことがとどこおりなく享受できれば、それでよい。」と言ったそうだ。強いて途中に付け加えるならば、「信念を持ってひたむきに仕事をし、」とでもなろうか。
- そして、池波正太郎の言葉は「いかにあがいても人は、つまるところ男の一生とはそれ以上のものではない。」と続く。
- 真摯に仕事に向き合い、信念を貫く男の一生。近藤のこの格好良さに惚れる。最後はせめて切腹したかっただろうに。武士の情けが通らなかったのは無念極まりない。
目的を満たしたか?読んだ結果
近藤勇は英雄ではなく、信念を貫いた1人の男だった。局長として力むほど隊員との溝は深まったが、ひたむきさとここ一番の胆力で人を惹きつけた。自分より優秀な人を周りに集められたという意味で、真に有能なリーダだったのだろう。
今日から何をするか?読了後の第一歩
- 信念を持って、ひたむきに仕事をする
